ミニバスケットボールのことを少し紹介します。参考にして下さい!

ミニバスについて
ミニバスケットボールは、12才まで(小学生を対象)のプレーヤーで行います。
ミニバスケットボールは、「友情」、「ほほえみ」、「フェアプレーの精神」をたいせつにしています。
ミニバスケットボールの呼び名ですが、バスケットボールの前に「ミニ・」を付けて ミニ・バスケットボールと以前は呼んでいましたが、現在は、「・」が外され、ミニバスケットボールという一般の バスケットボールとは区別されています。 ルールも一般のバスケットボールとミニバスケットボールでは異なっています。
初心者向けにハンドブックを作成していますので参考にして下さい。

<ミニバスケットボールの主なルール>
 ・30秒ルールがある。(一般は24秒ルール)
 ・一般と同様に24秒ルールが適用されることになりました。←2019.4改定
 ・一般と同様に14秒リセットが適用されることになりました。←2019.4改定
  2014年にルール改正がありアウトオブバウンズ等でオフェンスが継続する場合は、
  残り時間が継続することとなりました。
  ショットされたボールがリングに触れた場合14秒にリセットされます。←2019.4改定
  オフェンスリバウンドがあった場合、14秒から継続します。←2019.4改定
  ディフェンスがボールコントロールをしたときから24秒を開始します。←2019.4改定
  ファイルがあった場合、24秒にリセットされます。←2019.4改定
  一般の場合は14秒にリセットするケースがありますが、ミニのリセットは常に30秒リセットとなります。
 ・8秒ルールはない。
 ・バイオレーション等の後のスローインでは、フロントコートでは、審判からボールを受け取るが、
  バックコートでは審判のタッチは不要。(一般は全て審判のタッチ後に開始)
←2014年改正
 ・バイオレーション等の後のスローインは2014年にルール改正され一般ルールと同様に
  フロントコートでもバックコートでも審判からボールを受け取ってから開始することになりました。
  (ショットが決まった後のエンドスローはこれまで同様審判のタッチ不要)
 ・クオーター途中でのメンバーチェンジは、4Qでのタイムアウト時に1回だけ可能。
 ・メンバーは、3Qまでに異なる10人が出場しなければならない。
 ・一人が1Q〜4Qまで全てに出場することはできない。
 ・一人が最大3つのクォータに出場することはできるが、1Q〜3Qまで連続はできない。
 ・8人以上による試合が可能となった。←2019.4改定
  競技者登録数が8人または9人のチームも試合成立を認められるようになった。←2019.4改定
  10人以上のチームの出場ルールはこれまで通り。
 ・  ・タイムアウトは、前半(1Qか2Qのいずれか)に1回、後半(3Qか4Qのいずれか)に1回しか取れません。
 ・タイムアウトは、各クォーター1回ずつ取れるようになりました。←2019.4改定
  クォータの途中でメンバー交替ができるのは4Qでタイムアウトを取ったときだけです。
  4Qでタイムアウトがあったら両チームが交替できます。
  第4クオータ、延長(オーバータイム)ではボールがデッドでゲームクロックが止まった時、交代が自由になりました。←2019.4改定
  自チームが3Qでタイムアウトを取った場合、
  相手チームが4Qでタイムアウトを取らない限りメンバ交替できないこととなります。
 ・3ポイントシュートはない。
 ・バックパスルールはない。
 ・ボールのサイズは、皮革系の5号を使用。
  お店では、ゴム製、皮革製(合成含む)が市販されていますが、皮革系のボールをご用意下さい。
 ・試合時間 ハーフタイムをはさみ、前半2クォータ、後半2クォータの4クォータ制で行います。
    第1クォータ:6分、第2クォータ:6分 (ハーフタイム:5分) 第3クォータ:6分、第4クォータ:6分
    予選などでは、各クォータの時間は、5分となることがあります。
 ・試合に登録できる選手は、10人以上15人以下です。
    3Qまでに10人が出場しなければならないので最低10人の登録が必要です。
    8人、9人の登録チームも試合可能となりました。←2019.4改定
    ※地域の大会等では、登録できる人数が異なる等のローカルルールで実施されることもあります。
 ・通常ユニフォームは、4番から18番までの番号を使用します。(1番〜3番は使用しません)

<15歳以下でのマンツーマンディフェンス推進について>
2015年、JBAは日本の強化のため「15歳以下でのマンツーマンでのマンツーマンディフェンスの推進(=ゾーンディフェンスの禁止)」
と考え準備を進めながら完全導入を目指すとされています。
これにより、ミニバスにおいても全国大会ではゾーン禁止、千葉県、関東大会ではマンツーマン推奨、関東予選ではゾーンチームは推薦されない。
市内大会においても「マンツーマンディフェンス推奨」という動きになってきました。
マンツーマンか否かを判定するコミッショナーを置く準備・判定も含め完全導入は大きな壁があるとは思いますが
このような動きであることを紹介いたします。
当チームは、マンツーマンを元々主体としておりますので、更にマンツーマンディフェンスの習得に努めて行きます。

【よく使う用語】
用  語説明
オフェンス 攻撃(こうげき)すること。攻撃(こうげき)する側。
ディフェンス 守ること。守る側。
オフェンス一人に一人のディフェンスが守るマンツーマンディフェンスと
守る場所を決めて守るゾーンディフェンスがあります。
コート プレーする長方形の場所をいいます。縦28メートル〜22メートル、
横15メートル〜12メートルとされています。
縦の長いほうのラインを「サイド・ライン」、横の短いほうのラインを「エンド・ライン」といいます。
中央のラインを「センター・ライン」といいます。
フリースローを行うラインを「フリースロー・ライン」といいます。
ドリブル ボールを床にはずませたあと、そのボールにふれることをいいます。プレイヤーがボールとともに進みたいときにはドリブルを使います。
一度はずませたボールに片手でドリブルを繰り返すことはかまいません。
ダブルドリブル ドリブルは、一度はずませたボールに両手を同時にさわったり、片手または両手でボールをもったりしたときに、そのドリブルはおわります。
ドリブルがおわったあとは、あらためてボールをもたなければドリブルすることはできません。
ドリブルが終わったあとに、またドリブルした場合は、ダブルドリブルという反則になります。
トラベリング ボールをもったプレーヤーは2歩までは進むことができますが、3歩以上進めません。
これに違反すれば、トラベリングとなり相手チームのスロー・インとなります。
ゴール ボールがバスケットの上から入ったこと。フィールドゴール:2点、フリースロー:1点
ショット(シュート) ボールをゴールするために投げること。
スロー・イン ボールをコートの外からコートの中に入れること。
スローインは、ボールをもってから5秒のうちにコートのなかのプレーヤーに投げなければいけません。
パス 味方にボールを渡すこと。
チェストパス、バウンズパス、オーバーヘッドパス、プッシュパス、ベースボールパス等あります。
ピボット 片方の足(ピボットフット)を床からはなさず、いろんな方法にふみだすこと。
制限区域 フリースローラインのところの台形の場所
ヘルドボール 両チームのプレーヤーがボールに片手または両手をしっかりとかけたとき、
ヘルドボールとなり、きめられた順番のチームにスローインがあたえられます。
ヴァイオレーション からだのふれあいやスポーツマンらしくない行為(こうい)以外の反則をいいます。
バイオレーションになるのは以下のような場合です。
・トラベリング、ダブルドリブル
・プレーヤーがボールをもったままラインをふんでしまった。
・コートの外にいるプレーヤーがスローインのときにラインをふみこえてしまった。
(ふんでもふみこえなければOK)
・フリースローのとき、シューターがボールをもってから5秒のうちにショットしなかった。
 シューターがフリースローラインをふんでショットした。
 ショットしたボールがリングにあたらなかった。
ファウル あいてとのからだのふれあいによる反則をパーソナルファウルといいます。
あいてがシュートのときにファウルをするとあいてにフリースローがあたえられます。
スポーツマンらしくなふるまいをしたときは、テクニカルファウルになり、
わざとふれあいをおこしたファウルをアンスポートマンライク・ファイルになります。
どちらも、あいてに2本のフリースローがあたえれたあと、あいてにスローインがあたえれる。
一人のプレーヤーがファウルを5回したら、そのあとそのプレーヤーはそのゲームに出れない。
審判からファウルと言われたら、手を上げましょう。
フリースロー あいての反則によってあたえられるシュートのことをいいます
フリースローラインから誰にもじゃまされずシュートをうつことができます。
打てるシュートの本数はその状況によりきまります。1本入ると1点になります。

<シューターがバイオレーションの反則になること>
・審判からボールを受け取ってから5秒のうちにシュートをしなかった。
・ボールがリングにあたるか、バスケットに入るまえに制限区域に入った時。フリースローラインをふんだ時。
・シュートが外れたボールがリングにふれなかったとき。
レイアップシュート 手のひらを上にしてボールをささえ、ボールを置くようにして行うシュート。
ジャンプシュート ボールをもち、ジャンプした状態から打つシュート
ディフェンスのステップ <スライドステップ>
・横向きで進行方向の足を出し後ろ足を引き寄せるステップ。
<ストライドステップ>
・横向きで進行方向の後ろ足をけり前足を大きく出し後ろ足を引き寄せる。
<クロスステップ>
・スライドステップでは守れないとき等、足を交差させるステップ。
ストップ 止まること。
ストライドストップ、ジャンプストップ、サイドストップ
  今後追加します。

※用語は、こちらも見て下さい。




【覚えてほしいこと・やってほしいこと】
項   目説明
あいさつからはじめよう おはようございます。こんにちは。こんばんは。さようなら。ありがとうございました。
きちんとあいさつできる子になりましょう。
前を見る プレー中は、前を見よう
オフェンスの時もディフェンスの時も前を見よう
ドリブルする時、前を見ながらボールをつき、周りを見ながら進んで下さい。
下を向いてるとパスのタイミングがわからなかったり、おくれたりします。
ボールを持ったら 次の3つのことを考えましょう。
@自分でシュートを打てるか考える。
Aゴール近くに見かたがいるなど、パスしたほうがいいか考える
Bシュートもパスもできないならドリブルを考える
この3つを考えるために、ボールをもらったら前(ゴール)をみるくせをつけましょう。
ドリブルは使って行けないということではありません。シュートをするため、パスをするための
ドリブルは有効です。目的の無いむだなドリブルを減らすようにしましょう。
パスするとき パスは、しっかり速いパスを出せるようにしましょう。強いパスを受け取れるようにしましょう。
ふんわりパスだとボールが空中にある時間が長いからディフェンスにとられやすくなります。
味方ばかり見てパスするとディフェンスにボールを取られたり
ディフェンスにパスしてしまったりします。
パスしたい人、その人についているディフェンス、自分についてるディフェンスの3人は
見るようにしよう。とくにパスするコースにディフェンスがいたり、パスコースを手で止められてるなら
パスしないか、パスの仕方を工夫しましょう。
パスをキャッチする
(パスをうける)
はじめは、両手でしっかりボールを受けるようにしましょう。
そのために、両手を前に出し、人差し指を上にし、手のひらをボールの方向に向けます。
両手の人差し指と親指で三角おにぎりのかたちにしてボールをキャッチします。
ボールをキャッチすると同時にひじをクッションにしてボールを引き寄せましょう。
指さきをボールの方向に出したり、親指を上にしてしたりすると、つき指することがあるので注意しましょう。
ボールがとつぜん来てびっくり。。。。ではだめです。けがもしやすくなります。
ボールをもってないときからボールを持っている人をかくにんしましょう。
自分からボールを要求するようにしましょう。
ボールを受けるためにボールの方に向かっていくことをミートと言います。
オフェンスではボールがないときにただ立ってるのでなく、ボールがほしいところに手を出すようにします。
この手をターゲットハンド(目標の手)と言います。
パスは空間に出す 止まっている人どおしのパスなら、キャッチボールのようにその人に直接に出せばいいのですが、
バスケは常に動くスポーツ、ディフェンスがボールをうばうこともねらってます。
なので、パスは空間に出し動きの中でキャッチできるようにしよう。
ゴールに向かっている人に対しては、進行方向の前に出しましょう。
パスしたあと走る パスしたらオフェンスが終わりではありません。
パスしたらその場で立ってるのではなく、ゴールに向かって走りボールを要求しよう。
パスして走ることから「パス・アンド・ラン」とか「ギブ・アンド・ゴー」と言います。
「ボールサイドカット」とは、ボールを持ってない人がボールを持っている人側を自分のディフェンスの前を走り
ボールをもらおうとする動きです。
ボールサイドカットでゴールを目指しボールがもらえればシュートにつながります。
声を出すことも技術 ドリブルやシュートなどと同じように「声を出すこと」も技術です。
バスケは、速い動きのスポーツです。一瞬の判断が要求されます。
ボールを要求するキャッチボイス、場所を指示する声、ディフェンスでの「ヘルプ、カバー」の声、
どれもが、プレーを助ける声です。どこにパスしたらいいかわからない人がいるかもしれません。
パスが来るまで待つのではなく、移動しながら自分から声を出して要求しましょう。
この声がチームの仲間に「聞こえたとき」。。。。そうです「聞こえたとき」です。
その時、その声は、プレーの一つの技術となります。
出したつもりでも聞こえなかったら意味はありません。とくに試合中は、応援の声もあり聞こえません。
練習の時から大きい声をだすように意識しましょう。
ディフェンスの時の手 @ボールチェックの手
Aパスコースを止める手
指先に集中しましょう。
しっかり止まれるようになろう バスケットはスピードのあるスポーツです。
思いっきり走りシュートを決めることはとても楽しいことです。
スピードがあるスポーツだからこそ、しっかり止まれることが大切です。
みんなの乗っている自転車もブレーキがあるから止まれます。
止まれるから少しスピードが出ても安心なんですね。ブレーキがない自転車はこわくて乗れませんよね。
バスケでもしっかり止まれるブレーキを身につけましょう。
止まる方法に、1、2のリズムで(左足、右足のように)止まるストライドストップというもの、
ジャンプして両足同時に止まるジャンプストップ等があります。
ボールを持ってストライドストップで止まった時は、
1番目についた足がピボットフット(ピボットするためのじく足)になり、2番目の足を動かしピボットできます。
ボールを持ってジャンプストップで止まった時は、どちらの足をピボットフットにしてもかまいません。
スピードの変化と方向の変化 バスケットボールは、スピードに変化を付けること、方向に変化をつけることが大事です。
練習でやったことしか試合で出せない 試合でシュートを入れたり、ディフェンスで頑張ってボールをうばうことができたりすることは、とても楽しいです。
でも試合だけで頑張ろうとしてもそれはできません。
日頃の練習でできたことが試合でできるようになります。
練習でできないこと、練習でやらなかったことが試合ではやれません。
バスケは習慣のスポーツと言われます。何度も何度も繰り返し練習し自分の体が覚えてくれるよう頑張った時、
試合でその結果が出ますよ。練習には、みんなにとっては楽しいもの、苦しいもの、さぼりたくなるもの、
・・・・があると思いますがどれも試合で結果が出せるようにするための大切なものです。
練習を休まず全ての練習をしっかりやりましょう。